『セント・オブ・ウーマン/ 夢の香り』
2021年7月1日 映画
原題:『Scent of Woman』
1992年製作/ アメリカ
観始めはフランク(アルパチーノ)のセリフがどうも大仰に感じて、耳心地(聴き心地) は良くなかった。
特に彼が口癖のように発する「フーアー (Woo-ah ?)」が気になって仕方なかった。
正しい意味はわからないけど、同じように叫んでいた芸人さんいましたよね?(笑)
若い真面目な青年チャーリーに投げかけるフランクの毒舌にも私のようなおばあちゃんはふふふっ^^だけど、それも結構煩い。
タイトルは「女性の香り」、なのでフランクは女性の香りに敏感です。
初対面の女性が使っている香水や石鹸の銘柄をぴったり当てて
「これでいつでもあなたがわかります(だったかな?…探せますだったかも?)」
なんて言いますが、私ならこんな事言われたら「あなたストーカー?」って言うかも(誰もこんなおばあちゃんには言わないけどね 笑)
映画では「女性にモテる方法」をチャーリーに伝授する場面が所々で出てくるので、多分その一つですね。
でも、この映画のメインストリームは女性の香りじゃない、と私は思う。
物語は想像以上でも以下でもなかったけれど、盲人役のアルパチーノの演技は素晴らしい!
彼のあの「目」の動きはとても研究されたものだと思うし、大げさになりますがそれを見るだけでもこの映画の価値ありかと。
そして、ほんの数分の場面ですが、「Por una cabeza」の演奏に合わせて踊るタンゴ。
女性の背中に回したフランクの「手」に感動してしまいました。
すっごく紳士的で。
(しょっちゅう女性の体のことを宣っている男性という背景があるので余計にね^^)
私も何年ぶりかでタンゴに目覚めて最近ヘビーローテション♪
思い出しましたが、随分前にDNにアルゼンチンタンゴについて書いたよな記憶があります。
元々は今のような男女が体をぴったりくっつけて踊るのではなかった、という歴史もあって、それがとても興味深かったです。
https://www.youtube.com/watch?v=F2zTd_YwTvo
1992年製作/ アメリカ
人生に悲観し、ふて腐れた孤独な盲目の退役軍人が、自身もトラブルを抱え人生の選択に迫られている心優しい青年との数日間の交流を通じて、自分の人生を見つめ直し、新たな希望を見出すまでを描いたヒューマンドラマ。
アル・パチーノのまったく瞳を動かさない壮絶な演技と、タンゴ・プロジェクトによる「ポル・ウナ・カベサ」をバックにした、ガブリエル・アンウォーとのタンゴ・ダンスシーンが印象的。 のちにアカデミー主演男優賞を受賞することになるフィリップ・シーモア・ホフマンが、主人公と別の道を選択する級友を演じている。
本作はイタリアの作家ジョヴァンニ・アルピーノの小説 Il buio e il miele (『闇と蜂蜜』)を元にボー・ゴールドマンが自身の経験を加味して脚色した。同原作の映画化としては1974年のイタリア映画『女の香り』がある。イタリア版では、ヴィットリオ・ガスマンが退役軍人の役を演じており、1974年度のカンヌ映画祭男優賞を受賞している。
ストーリー:
アメリカのボストンにある全寮制名門高校に奨学金で入学した苦学生チャーリーは、裕福な家庭の子息ばかりの級友たちとの齟齬を感じつつも無難に学校生活を過ごしていた。感謝祭の週末、クリスマスに故郷オレゴンへ帰るための旅費を稼ぐためチャーリーはアルバイトに出ることになっていた。そのアルバイトとは姪一家の休暇旅行への同伴を拒否する盲目の退役軍人フランク・スレード中佐の世話をすること。とてつもなく気難しく、周囲の誰をも拒絶し、離れで一人生活する毒舌家でエキセントリックなフランクにチャーリーは困惑するが、報酬の割の良さと中佐の姪カレンの熱心な懇願もあり、引き受けることにする。
感謝祭の前日、チャーリーは同級生のハヴァマイヤーたちによる校長の愛車ジャガー・XJSに対するイタズラの準備に遭遇。生徒たちのイタズラに激怒した校長から犯人たちの名前を明かすなら超一流大学(ハーバード)への推薦、断れば退学の二者択一を迫られ、感謝祭休暇後の回答を要求される。チャーリーは同級生を売りハーバードへ進学するか、黙秘して退学するかで苦悩しながら休暇に入ることになった。
中佐はそんなチャーリーをニューヨークに強引に連れ出し、ウォルドルフ・アストリアホテルに泊まり、“計画”の手助けをしろ、という。チャーリーはニューヨークで、中佐の突拍子もない豪遊に付き合わされるはめになる。高級レストランで食事をし、スーツも新調し、美しい女性とティーラウンジで見事にタンゴのステップを披露したかと思うと、夜は高級娼婦を抱く―。だがチャーリーは、共に過ごすうちに中佐の人間的な魅力とその裏にある孤独を知り、徐々に信頼と友情を育んでいく。
旅行の終りが迫ったころ、中佐は絶望に突き動かされて、“計画”―拳銃での自殺を実行しようとするが、チャーリーは必死に中佐を引き止め、思いとどまらせる。ふたりは心通わせた実感を胸に帰途につくことができた。
しかし、休暇開けのチャーリーには、校長の諮問による公開懲戒委員会の試練が待っていた。チャーリーは、全校生徒の前で校長の追及によって窮地に立たされるが、そこに中佐が現れ、チャーリーの「保護者」として彼の高潔さを主張する大演説を打ち、見事にチャーリーを救うのだった。満場の拍手の中、中佐はチャーリーを引き連れ会場を後にする。
再び人生に希望を見いだした中佐と、これから人生に踏み出すチャーリーのふたりは、また新しい日常を歩み始めるのだった。
Wikipediaより
観始めはフランク(アルパチーノ)のセリフがどうも大仰に感じて、耳心地(聴き心地) は良くなかった。
特に彼が口癖のように発する「フーアー (Woo-ah ?)」が気になって仕方なかった。
正しい意味はわからないけど、同じように叫んでいた芸人さんいましたよね?(笑)
若い真面目な青年チャーリーに投げかけるフランクの毒舌にも私のようなおばあちゃんはふふふっ^^だけど、それも結構煩い。
タイトルは「女性の香り」、なのでフランクは女性の香りに敏感です。
初対面の女性が使っている香水や石鹸の銘柄をぴったり当てて
「これでいつでもあなたがわかります(だったかな?…探せますだったかも?)」
なんて言いますが、私ならこんな事言われたら「あなたストーカー?」って言うかも(誰もこんなおばあちゃんには言わないけどね 笑)
映画では「女性にモテる方法」をチャーリーに伝授する場面が所々で出てくるので、多分その一つですね。
でも、この映画のメインストリームは女性の香りじゃない、と私は思う。
物語は想像以上でも以下でもなかったけれど、盲人役のアルパチーノの演技は素晴らしい!
彼のあの「目」の動きはとても研究されたものだと思うし、大げさになりますがそれを見るだけでもこの映画の価値ありかと。
そして、ほんの数分の場面ですが、「Por una cabeza」の演奏に合わせて踊るタンゴ。
女性の背中に回したフランクの「手」に感動してしまいました。
すっごく紳士的で。
(しょっちゅう女性の体のことを宣っている男性という背景があるので余計にね^^)
私も何年ぶりかでタンゴに目覚めて最近ヘビーローテション♪
思い出しましたが、随分前にDNにアルゼンチンタンゴについて書いたよな記憶があります。
元々は今のような男女が体をぴったりくっつけて踊るのではなかった、という歴史もあって、それがとても興味深かったです。
https://www.youtube.com/watch?v=F2zTd_YwTvo
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