『WASP ネットワーク』
2021年2月11日 映画
『WASP ネットワーク』(原題:Wasp Network)は2019年に公開。。
原作はフェルナンド・モライスが2011年に発表したノンフィクション
『Os Últimos Soldados da Guerra Fria』。
実話を元にしています。
日本国内で劇場公開されなかったそうですが、ありがたやNetflixで鑑賞することができます。
ハラハラドキドキはほぼなし、水面下での取引やらその辺りのことは見えてこないし(だから話が分かりづらくなっているようにも思える)、この種の映画には必ずある息がつまるような場面もないので、スパイ映画好きには受けそうにもないです。
スパイ映画というより社会派映画でしょうか。
でも、キューバ好きに(私です)は1990年代の混沌としたキューバとアメリカの関係をざっと知ることが出来たし、
血を見たりする残忍なのは超苦手なのですが、舞台となるハバナとマイアミの青い空が人間の恐怖や残酷さを覆い隠しているように思えて最後まで安心して(笑) 観ることができました。
淡々として地味だけれど、個人的には渋い映画! で楽しめました。
何しろそんな地味な映画に出てくるのが
ペネローペ・クルス (スペイン)
エドガー・ラミレス (ベネズエラ)
ガエル・ガルシア・ベルナル (メキシコ)
アナ・デ・アルマス (キューバ)
ヴァグネル・モウラ (ブラジル)
そして監督・脚本がフランスのオリヴィエ・アサヤス
と、顔ぶれはぜんぜん地味じゃないのです。
カストロ政権下での経済的困窮で苦しむ人々、社会主義を目指しても現実の生活は厳しい。
自国は中東でのテロ行為を非難しているのに中南米でテロを繰り返しているのはアメリカ、というアメリカらしさも出ていた。
この辺りは実際にカストロのインタビュー風景が出てきます。
アメリカから送り込まれた反政府組織の青年がハバナにあるホテルに次々と爆弾を仕掛ける、それが成功する。
しかし、その直後にお金を受け取りに行った場所でキューバ警察に捕まる、ってどういうこと?
嵌められた!
誰が味方で誰が敵なのか、諜報活動は複雑です。
WASP (反キューバ組織に潜入したキューバ政府のスパイ) の9人はアメリカで逮捕され服役した。
そのうち4人はアメリカに協力することで減刑となる。
残りの5人はその取引には応じず刑期を終えてキューバに強制送還されたのは2014年になってからだった。
キューバン・ファイヴ(Cinco cubonos) の意味をここで知りました^^
ペネローペのキューバ訛りのスペイン語にはびっくり!
さすがですよね〜、すごい!
キューバの人たち、あんな話し方してました。
相変わらず、年を増すごとに逞しい女性になってくるし
それでいてあの美貌。
この映画でもいい味だしていました。
個人的には昔の彼女はそれほど好きじゃなかったので、逆に今はうれしいです。
しかし、あの次女役の幼児、といっても2歳くらいに見えたけれど
まだまともに歩けないのに母親役のペネローペに自分から片言でニコニコしながらママと呼んだり、チュッってするんですよ。
怖るべし演技力?!!
ペネローペに対しても我が母同然の接し方で完全に彼女を喰っておりました。
https://www.youtube.com/watch?v=taMNuQDTUr4
https://www.youtube.com/watch?v=nk_lkG5eEbY
原作はフェルナンド・モライスが2011年に発表したノンフィクション
『Os Últimos Soldados da Guerra Fria』。
実話を元にしています。
日本国内で劇場公開されなかったそうですが、ありがたやNetflixで鑑賞することができます。
1990年代前半、キューバはソ連崩壊のあおりを受けて深刻な不況に陥っていた。そんなある日、パイロットのレネ・ゴンザレスは家族をキューバに残したまま、アメリカのマイアミへと向かった。妻のオルガは困惑するばかりだったが、レネにはどうしてもそうしなければならない理由があった。当時、マイアミでは、亡命したキューバ人たちがカストロ政権打倒のために様々な活動を行っていた。レネは亡命者を装って反キューバ組織に潜入し、諜報活動を通して愛する祖国と同胞たちを救おうとしたのであった。
ハラハラドキドキはほぼなし、水面下での取引やらその辺りのことは見えてこないし(だから話が分かりづらくなっているようにも思える)、この種の映画には必ずある息がつまるような場面もないので、スパイ映画好きには受けそうにもないです。
スパイ映画というより社会派映画でしょうか。
でも、キューバ好きに(私です)は1990年代の混沌としたキューバとアメリカの関係をざっと知ることが出来たし、
血を見たりする残忍なのは超苦手なのですが、舞台となるハバナとマイアミの青い空が人間の恐怖や残酷さを覆い隠しているように思えて最後まで安心して(笑) 観ることができました。
淡々として地味だけれど、個人的には渋い映画! で楽しめました。
何しろそんな地味な映画に出てくるのが
ペネローペ・クルス (スペイン)
エドガー・ラミレス (ベネズエラ)
ガエル・ガルシア・ベルナル (メキシコ)
アナ・デ・アルマス (キューバ)
ヴァグネル・モウラ (ブラジル)
そして監督・脚本がフランスのオリヴィエ・アサヤス
と、顔ぶれはぜんぜん地味じゃないのです。
カストロ政権下での経済的困窮で苦しむ人々、社会主義を目指しても現実の生活は厳しい。
自国は中東でのテロ行為を非難しているのに中南米でテロを繰り返しているのはアメリカ、というアメリカらしさも出ていた。
この辺りは実際にカストロのインタビュー風景が出てきます。
アメリカから送り込まれた反政府組織の青年がハバナにあるホテルに次々と爆弾を仕掛ける、それが成功する。
しかし、その直後にお金を受け取りに行った場所でキューバ警察に捕まる、ってどういうこと?
嵌められた!
誰が味方で誰が敵なのか、諜報活動は複雑です。
WASP (反キューバ組織に潜入したキューバ政府のスパイ) の9人はアメリカで逮捕され服役した。
そのうち4人はアメリカに協力することで減刑となる。
残りの5人はその取引には応じず刑期を終えてキューバに強制送還されたのは2014年になってからだった。
キューバン・ファイヴ(Cinco cubonos) の意味をここで知りました^^
ペネローペのキューバ訛りのスペイン語にはびっくり!
さすがですよね〜、すごい!
キューバの人たち、あんな話し方してました。
相変わらず、年を増すごとに逞しい女性になってくるし
それでいてあの美貌。
この映画でもいい味だしていました。
個人的には昔の彼女はそれほど好きじゃなかったので、逆に今はうれしいです。
しかし、あの次女役の幼児、といっても2歳くらいに見えたけれど
まだまともに歩けないのに母親役のペネローペに自分から片言でニコニコしながらママと呼んだり、チュッってするんですよ。
怖るべし演技力?!!
ペネローペに対しても我が母同然の接し方で完全に彼女を喰っておりました。
https://www.youtube.com/watch?v=taMNuQDTUr4
https://www.youtube.com/watch?v=nk_lkG5eEbY
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