夕飯の後片付けをしてから、牛乳瓶を出しに玄関を出た。
日に日に花を増やしているツツジがこんもりと夜灯に照らされている。

西空にきれいな形の三日月が浮かんでいた。



もう何ヶ月も前から何度電話をしてもお互いに行き違いで
一度も話すことは叶わなかった。
私がかけて何度目かに留守電を残す、「お元気ですか?」
そうすると向こうからかかってくるのだがタイミング悪く私がとれない、そしてまた留守電に声が残っている。
「こっちは元気にしてるよ〜。そちらも頑張ってるか?」
ある時、共通の知り合いから「hanaさんにぜんぜん繋がらないって言ってたよ」と言われて「いつも行き違いなんですよ〜」と言ったのは去年の秋頃だったか。
今年のお正月に年賀状を出した。
あちらからも届いて「あなたの顔をみたい」と書かれていた。


春休みになったら琵琶湖の側に住む彼に会いに行って驚かそうと思っていたけれど、この状況では不可能。
この2、3日再び電話をするが繋がらない。
何しろ相手は80歳だ。安否が気になる。
今日電話した時に留守電にメッセージを入れた。

そしたらさっき着信があって、ちょうど携帯を手にしていたのですぐに気づいた。
「やっと繋がったな。元気にしてるか?」
それはこっちのセリフww
同じ質問をすると「歳やから日に日にな。それでも何とか仕事して、漸く一冊書き上げたよ」
「こちらは外出自粛はいいけど、何が辛いって両親と話が通じないこと」と言うと
「そやろな」笑

「また電話しますが、何時頃がいいですか?」と尋ねると
「夜遅い方がいいわ。何時でも仕事してるから」と予想通りの返事。


最後に「電話をありがとうな」と言われた。
ありがとうはこちらです^^
声が聞けてそれだけですごく安心した。



などと、これを書いていたら
優しいお姉さんのように慕う方からもメッセージが届いた。
何気ない内容に、ちょっとした心の隙間が埋まった。
だから、余計にうれしい。


声でも文字でも、どちらもうれしい。
心が塞ぎがちな毎日だけれど
また頑張れる気がする^^

どういうわけだか、今日はお兄さん、お姉さんに力をもらった ♫









コメント

アミ
2020年4月29日10:39

「細く長く…」が母からの家訓です。(笑)
細い糸、いつまでもつながっていますよ♬

hana
2020年4月29日14:35

アミさま^^

明るくしようと思っても、やはり無理やりでは出来ないものですね^^
いつも心にかけて頂き感謝です♪

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