『清張地獄百景』 文春ムック
発行は令和元年7月17日
松本清張生誕110年記念
みうらじゅんの松本清張ファンブック
『清張地獄百景』
ジュンク堂の雑誌の文芸棚にありました。
表紙に「因果応報っ!? 見とるぞ見とるぞ…」なんて書いてあって、
数ページ目には「結婚してから読め!」と。

生誕110年って言うと1909年生まれ?
それって明治?
と唐突に思ったけれど、彼の作家デビューは確か40歳を過ぎてからと思い出したので、別に驚くこともないですね。
彼が亡くなったのはついこの間と思ってました。
でも、この本に1992年没とあるのを見て、
もう四半世紀以上経ったと知りはまたびっくり!
だって、つい本当についこの間なのに。
いや、普通の時間感覚ではもちろん四半世紀前をついこの間なんては言えませんけど。

松本清張の作品は映画やテレビで知ったと言うくらいのもので、
一番古い記憶は『砂の器』の加藤剛^^
そのストーリーにいたく感動。
これは観てすぐに読みました。
あとは「ゼロの焦点」、「点と線」くらいしか思い出せない。
その後は観ても読まなくなってしまったけれど。
それらの作品から、彼の作品の必需品の幾つかを知ってしまうので、
あえて言葉にすればマンネリ感だけれど、それが読まなくなった理由かも知れない。

清張氏に憧れてやまないみうらじゅんが語る
「清張遍歴」が面白くて、笑いながら一気に読了。
これを読んだら、また読みたくなって図書館に行ってみた。
あるんですねぇ、没後にはほとんどの作品が文庫化されたんじゃないかと思うくらいに。
特に2010年代になってからは毎年のように何冊かの文庫本が出ていて、やはり清張人気は続いているのを知りました。



ただいま、読書生活に行き詰まっているので(?)
今日はとりあえず2冊借りてきました。
読めるかしら... ... 。













コメント

美藤
2019年11月12日20:36

その文春ムック、面白そう!

松本清張、私もちょっとはまった時ありました。
「共犯者」とか「声」とか、面白かった記憶が。
オチをつけたミステリというより人間ドラマという感じで、昭和30年代?の人間臭さがクセになる感じだったかな。売れっ子の頃書き飛ばしてもいるようで、似たような話もありますね。でも、ドキュメンタリっぽい文体好きです。

hana
2019年11月13日0:37

美藤さま^^

そうなんですよね、謎解きミステリーというより人間ドラマ。野心や人間の業に欲、不倫そして人間の弱さが合わさっていて、リアル感あります。 成功した人間が調子に乗って過ちを犯すのが清張氏はお好きだったようです^^ そこをみうらじゅん氏は因果応報と言うのでしょうね。

借りてきた本『火と汐』を読み始めました。犯人探しについては、現代なら防犯カメラがあって遠回りしないと思うけれど、その辺りは時代ですね。 不倫旅行のことを愛欲旅行とあったのには目が点! (笑)

> 「共犯者」とか「声」とか、面白かった記憶が。
  読んでないのでメモメモ。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索