『誰もがそれを知っている』

2019年6月14日映画

暢気に構えてたら最終日!!
用事を済ませて16:20上映を観た。

主演はペネロペ・クルスとハビエル・バルデムの実夫婦
でこの二人は元恋人同士と言う役柄、
ペネロペの夫役は、大好きなリカルド・ダリン。
この映画では、バルダムとは対照的なダメ夫ぶりを発揮していたけれど、
相変わらず渋くて好きで〜す^^

ストーリーは、
スペインの小さな田舎町に妹の結婚式のために、アルゼンチンから姉家族が帰省するが、披露宴の夜に姉の娘が誘拐されるという事件が。
もちろん身代金を要求されるが... ...。
そこから秘密にしていた家族の過去が暴かれる。
いえ、暴かれるのではなくて
公然の秘密だった。

「村の誰もが知っている」この公然の秘密、というのが
いかにも田舎を象徴しているように思えます。
それにしても良くできた作品で、
結婚式という幸せな場面から誘拐事件、
大雨の中で見えない何者かを車で探すという先が見えないという暗示・不安の増長。
そして、犯人が誰かを知ってしまった女性が座る広場では町の職員がホースで大量の水を使い広場を洗い流して綺麗にしている等々、観終わった後でそういうことだったのか!と。

この作品の監督は、
『別離』や『セールスマン』で私は知ったのですが、
イラン出身です。
今回の作品がどうして舞台がスペインなのか不思議なところ^^

それにしても、この監督
美人が好きだな(笑)
美人で黒髪、黒い瞳で尚且つ役柄はワケありの人妻。
そして、どの作品でも妻の方が夫より一枚上だ。
『別離』『セールスマン』そして『誰もが知っている』の共通点はそこ^^