私が若い頃、彼女・上野千鶴子のけたたましさだけが印象に残って、良さはぜんぜん分からなかった。
フェミニストという言葉だけがひとり歩きしている、まだそんな時代だった。
60歳になって再び学ぶ機会を得た時に、彼女の著書を僅かだけれど読む(読まなければならない)ことがあった。
そこにはジェンダーという言葉があった。
その時もまだ距離を感じたけれど、少しは理解力も養われたのか?
なるほどと理解することがあった。
この春休みに「ひとりの午後に」という彼女のエッセイを読んだ。
彼女の知性の出所に触れた気がした。
特に彼女の母親について書かれたのを読んで、とても共感を覚えた。
こんな風に歳を重ねるのもいいな、と思った。
で、12日に執り行われた東京大学の入学式での上野千鶴子氏の祝辞をたまたまネットで読んで、ひとりでパソコンの前で感激に浸った。
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html
後半の「変化と多様性に拓かれた大学」は読みながらため息が出るほど素晴らしかった。
言葉ありきじゃない。
偏見は知らないから生まれる。
知らなければ、知ればいいだけのこと。
必要なのは好奇心。
フェミニストという言葉だけがひとり歩きしている、まだそんな時代だった。
60歳になって再び学ぶ機会を得た時に、彼女の著書を僅かだけれど読む(読まなければならない)ことがあった。
そこにはジェンダーという言葉があった。
その時もまだ距離を感じたけれど、少しは理解力も養われたのか?
なるほどと理解することがあった。
この春休みに「ひとりの午後に」という彼女のエッセイを読んだ。
彼女の知性の出所に触れた気がした。
特に彼女の母親について書かれたのを読んで、とても共感を覚えた。
こんな風に歳を重ねるのもいいな、と思った。
で、12日に執り行われた東京大学の入学式での上野千鶴子氏の祝辞をたまたまネットで読んで、ひとりでパソコンの前で感激に浸った。
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html
後半の「変化と多様性に拓かれた大学」は読みながらため息が出るほど素晴らしかった。
言葉ありきじゃない。
偏見は知らないから生まれる。
知らなければ、知ればいいだけのこと。
必要なのは好奇心。
コメント
でも、最近は体調に左右されますが。(-_-;)
体調の事すごく同意します^^
でも、新しいモノに興味を抱いたりお友達とお出かけしたり、アミさんの好奇心は永遠に旺盛♫ 見習いたいです。
かなり挑発的な発言が多かったですしね。
そういう発言で、相手の(私たちの)自覚されない意識を掘り起こそうとしてたのかな。彼女がいなければ、フェミニズムやジェンダーが認知されることなかったかも(言葉だけだとしても)。
でも、30年経ってもまだ東大の祝辞でこう語られてしまうのが現実なんですね。特にここ数年はヒドイ話がどんどん表面化してるし(表面化するだけまし?)。
おっしゃる通りかも知れません。
国民性なのか、民度の低さなのかわかりませんが、日本では男性だけでなくて女性も彼女のような人に親近感をもてない時代?がありましたよね。女性の敵は女性みたいな。そういう意味では彼女は敵に向かって発言していたので、けたたましいと思われてしまったのかも。
でも働いたり自立したい女性が増えたり、私みたいにこの歳になって「これは違う。これはおかしい」と感じる女性は多いと思います。
そして、女性が女性を後押ししないことには、男性に委ねていたのでは、この社会は変わることはないと私は思います。女性を味方につけなきゃね^^