『紙の動物園』 早川書房  ケン・リュウ短篇傑作集1より
" The Paper Menagerie "
ケン・リュウ著
古沢嘉道編・訳


香港で母さんと出会った父さんは、母さんをアメリカに連れ帰った。
泣き虫だったぼくに母さんが包装紙で作ってくれた折り紙の虎や水牛は、みな命を吹きこまれて生き生きと動きだした。魔法のような母さんの折り紙だけがずっとぼくの友達だった……。
ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞という史上初の3冠に輝いた表題作など、
第一短篇集である単行本版『紙の動物園』から7篇を収録した胸を打ち心を揺さぶる短篇集。



図書館で借りて、帰りの車中で最初の『紙の動物園』を読んだ。
最近よくあるのだけれど、涙腺ダダ緩み……。


ぼくの気持ちに寄り添うととても切なく
母さんの気持ちに思いをめぐらせば、さらにやるせない。

これぞ「東洋の母と息子」感が満載です。



https://viewer-bookstore.yahoo.co.jp/?cid=458799&u0=1










コメント

はにゃ。
2018年7月23日12:42

「紙の動物園」私もうるうる・・。
アジアの情緒で、素敵な話と思いました。個人的にはこれが一番良かったし、だからこそ短編集の一番最初に持ってきたんだろうなぁーと。

hana
2018年7月28日21:22

はにゃ。さん^^

確かに情緒ですね、そして折り紙というのがさらにアジア感を出しています。
若い頃は涙なんて恥ずかしくて……だったのに今では所わきまえずです(笑)

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