正倉院展
平日でお天気の良くない日は今日しかない!

ということで、
奈良に行ってきました。
滅多にJRを使っては行かないのだけれど
久しぶりに乗りたくなってJR関西本線大和路快速に乗って。
某私鉄KTO線もそうだけれど、大阪から奈良に入る時には大和川に沿って
山間のくねった線路をしばらく進みます。ついさっきまで大阪だったことを
忘れさせてくれるくらいの風景です。窓に目をやれば緑の木々や葉っぱが線路すれすれに迫っているし、下方を見れば川が走っています。
そしてそこを抜けて奈良盆地に入った時に、
大和三山に囲まれた田畑と遠くに見える寺社のシルエットに悠久の都を想い
タイムスリップした気分になります。
何とのんびりとした、そして素朴な風景なのでしょう。
しばらくぶりのJR奈良駅は駅舎が新しくなっていました。
奈良国立博物館へ駅前の道を直進、上り坂になる頃右手に猿沢池左手には興福寺を見ながら道なりに続けば到着です。

平日で天気が悪いだけじゃなく、気温がぐっと下がっていて
ダウンジャケットやコートの冬の装いの人が多かったです。
だから、なおさら今日は良い日!!(嬉)
とわくわくしながら向かったのは第67回正倉院展です。

一昨年は最終日前日の日曜日に行きましたが(そう言えばこの日も雨でした)すごい人出でどれもこれも遠巻きにしか観ることができませんでした。
今回は、前回とは違い人に押されることもなく一つ一つゆっくり時間をかけて観ることができました。見学している人たちもとてもお行儀よくて、何もかも完璧でした。

それにしても、うっとり……


とりあえず一周して、また最初に戻って二周目はさらにじっくりと(笑)
そんなことをして館内に約3時間も滞在!!
一度だけソファに腰に下しましたが、限られた時間がもったいなくて。

閉館ぎりぎりに外に出ると辺りはもう真っ暗でした。

通りを外れて興福寺の前を横切る時に、ライトアップされた五重塔が。
来た道を色んなお店を覗きながら戻り、駅の近くのお店に入って
もうすっかり慣れた「お一人様」を愉しんできました♪


*個人的な感想ですが、今回は身近な実用品が多く展示されていたように思いました。
今回の目玉は紫檀木画槽琵琶というペルシャ起源の四絃四柱の琵琶です。実際には写真で見るよりずっと優雅なフォルムでした。
花氈(かせん)というフェルトの敷物は今の住宅で使っても何ら違和感がないような色柄、ちゃんとキャップ(とは言いませんね、これは「帽」と言うらしい)のついた筆(墨がついたままなのです)、私が小学生の頃につかった一尺物差しの原型である「斑犀尺」には一寸、五分、一分の目盛りが乱れなく刻まれていてもうびっくりです。


また、来年お会いしましょう♪






コメント

いおり
いおり
2015年11月8日22:25

わたしも奈良の方が好きです。

hana
2015年11月9日16:55

いおりさん^^

奈良はいいですよねっ!!♪♪
そこに身を置くと時の流れ方の違いを感じます。

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