『おいしそうなバレエ』
久しぶりでうれしくて
本屋さんのフロアをウロウロしながら
新刊棚、文芸書、文庫に新書、建築雑誌、婦人雑誌、コミック…をくまなく徘徊^^

お目当ての二冊を手にして
最後に児童書棚に行ってみました。
このコーナーには子ども用に低い椅子とテーブルがあって
親子の姿もチラホラ。
本を読み聞かせているお父さんの姿もありました。


大好きなバージニア・リー・バートンの『ちいさなおうち』はあるかしら?
と探してみたけれど見つからず。

でも、子どもたちがよく読んでいた本も、30年以上経つけれど未だ健在で
ちゃんと並んでいて懐かしい。
もちろん目新しいのもいっぱいあって、図々しく何冊も座り読み^^


ジェイムズ・マーシャル 文 
モーリス・センダック 絵
さくまゆみこ 訳の
『おいしそうなバレエ』を読み耽ってしまいました。

この作品は1992年に亡くなったマーシャルが残した文章を見つけた
友だちのセンダックが自分の絵をつけて仕上げたものです。
友だちが亡くなったショックでなかなか手につかなかったそうですが、
7年後にやっと出版にこぎつけました。
ストーリーも面白いのですが、
絵の中にあるポスターや新聞に書かれている言葉や文章も読み応えがあって
子どもより大人向け^^

訳者はあとがきで日本語にできなかった部分の説明をしてくれていますが
それがとても興味深いです。
その一つに、新聞記事「さよならアキラクロサワ」とあって
黒澤明監督の死亡記事なのですが、彼が亡くなったのは1998年なので
これはマーシャルの案ではなくてセンダックのアイディアなのでしょうね。
この二人は一緒に芝居やオペラを見に行っていたとかで、
実在のバレエダンサーの名前やらも出てきます。
やはり大人向けですね^^

センダック自身もアメリカの有名な絵本作家で
『かいじゅうたちのいるところ』は我が家にもあります。
彼が自身以外の作品に絵をつけるなんて珍しいのではないでしょうか。

訳者もあとがきに
「友情から生まれた作品です」と述べています。

『おいしそうなバレエ』というタイトルが秀逸です♪



コメント

はにゃ。
2012年10月10日9:30

いやん、美味しそうー。

・・・・・ハモン・セラーノ食べたくなりました!(笑

あず
2012年10月10日10:28

hanaさん
面白そうですね!
★印良品。行ってみたいです。
今の自分が欲しいもの、いっぱいありそうなので^^

ハーフサイズ
2012年10月11日19:06

hanaさま

時々寄る本屋さんには「大人向け絵本」というコーナーがあります。
どうして「おいしそうなバレエ」?と思いましたがひみつを拝見してなるほど、とわかりました。
楽しそうなお話ですね。

hana
2012年10月13日1:01

はにゃさん^^

そんな事から美味しそう~なんて想像するの
いやん、食いしん坊~^^

ハモン・イベリコもいいけれど
セラーノの方が赤ワインには合うような気がします♪
いやん、食べたくなってきた(またもやこんな時間に…)

hana
2012年10月13日1:08

あずさん^^

面白いでしょ♪
★印良品やら、HOTEL HILTONやら見ているだけで楽しくなります。
私はオデット・ブースカヤがお気に入りです^^

P.S.ありがとう!

hana
2012年10月13日1:17

ハーフサイズさん^^

私が行った本屋さんにもそんなコーナーがあったので
もしかして◎久◎ですか?^^
でも、この絵本は児童書コーナーにありました。
ハーフサイズさんも一度覗かれたら楽しいかも知れません♫♬

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